2017.06.07 就活
新卒ITエンジニアの面接対策

プロのエンジニア就活アドバイザーが教える就活ノウハウ

 

 面接の形態として最も一般的なのは、1次面接・2次面接・最終面接というフローです。もちろん、企業によって回数、評価基準などは違うため、一概には言えませんが、それぞれの面接でどのような事が聞かれるのか、おおまかな質問内容の傾向と対策をご紹介します。

 

目次

新卒ITエンジニアの面接で聞かれる内容と対策

  面接を通して企業がチェックしているポイント

  面接で落ちるNGワード

◆ 終わりに:面接前にしておくべき心構え


◆新卒ITエンジニアの面接で聞かれる内容と対策



1次面接


 1次面接については、面接官は主に人事担当者や現場のITエンジニアが務めることが多いです。主に履歴書やESに記載した内容を深掘りされます。

 面接官が事前に持っているあなたに関する情報は、履歴書やESの内容のみです。少ない情報から、あなたがどのような人間なのかを探るため、1つ1つのエピソードについて深く尋ねられることが多いのです。

 自身の提出したエントリーシートを再確認し、その内容について面接官にどんなことを聞かれても困らないように備えておきましょう。

例えば、「学生時代にどのような成果物を作ったか」というESの項目があったのであれば、

 ・なぜその成果物を作ったのか

 ・開発中にどのようなことを考えたか、どのような工夫を行ったか

 ・客観的に成果物がどのよう評価されたか

 ・その開発からどのような学びを得たか

 ・得た学びをその後何に生かしたか

などを答えられるように準備しておきましょう。

 

 また、アルバイト歴や資格についての記入欄がある場合はそれらについても聞かれることがあるため、対策するようにしましょう。


 

2次面接


 面接官は主に、現場のITエンジニアが務めます。実際に現場のエンジニアからみて、一緒に働くのに魅力的な人間であるかどうかを判断することが目的です。そのため、質問項目は現場のエンジニアの裁量に委ねられることが多く、担当した面接官により、尋ねることが全く違う場合もあります。

 しかし、例えそうであっても、面接官が知っているあなたの情報が履歴書やESのみであることには変わりません。1次と同様、記載されている項目について深く質問されても良いように準備しておきましょう。人に履歴書やESを見てもらい、質問をしてもらう良いです。

 また、働くことに対する意識やビジョンについて問われることもあります。あなたが現在どのようなスキルを持っているのか、今後どのようなスキルを身につけたいか、どのようなキャリアを考えているか、またチームで活動した経験があるかなどが問われることが多いです。自身の働くことに対する意識やビジョンをしっかりと整理するようにしましょう。

 

最終面接


 最終面接の面接官は、主に社長や役員など、企業の経営に携わる人間が務めます。経営に携わる人間は、現場のエンジニアと違い学生と同じフィールドで働くことがあまりないため、現段階のスキルよりも、将来的に企業に利益をもたらせる人間であるか、企業の経営理念にフィットしているか、を問う質問を投げかける傾向があります。

また、その企業に対しての志望度がどの程度であるか、企業への熱意がどれ程あるのかを図り、本当に内定を出しても大丈夫な人間であるのかを判断します。

 今一度、自分がその企業のどこに魅力を感じているのか、また、魅力に思ったきっかけやエピソードをしっかりと話せるように準備し、しっかりと熱意を伝えられるようにしましょう。


面接を通して企業がチェックしているポイント


 企業が面接時にチェックしているポイントをご紹介します。求める人材の基準は企業ごとに様々ですが、多くの企業が共通して求めているものがあります。それは、『必要なコミュニケーションが取れる力があるか』そして『多くのスキルを吸収できるポテンシャルがあるか』です。

 

必要なコミュニケーションが取れる力があるか


 ITエンジニア職といえば、日夜パソコンと向き合う職人的な姿がイメージされ易いですが、企業で働く上では、おおいにコミュニケーション能力が必要とされます。ここでいうコミュニケーション能力の高さは、饒舌さや話の上手さばかりではありません。人当たりの良さや素直さ、人の話をきく態度など、他者と共同で仕事を行うのに必要な力を求めています。       

 

多くのスキルを吸収できるポテンシャルがあるか


 企業がすでにある程度のスキルや経験を持っている中途採用ではなく、あえて新卒採用を行うのは、今は能力がなくとも、今後成長し、大きな戦力となってくれる人材を育てたいという思いがあるからです。そのため、今後の成長性が見込める、ポテンシャルの高い学生を求めています。

 ポテンシャルを図る基準として、学生時代の行動力ロジカルさをチェックしています。学生時代にどの程度行動力を発揮してスキルを磨いたかによって、今後もスキルを自ら磨いていける向上心のある人間であるかをみています。

また、会話の中でロジカルな思考や話し方ができるかによって、地頭の良さを測っています。

  

 面接では緊張のあまり、普段のようにうまく質問の受け答えができず、好印象を与えにくかったり、理路騒然がうまくできなくなりがちです。そうなることを避け、自身の魅力を十分に発揮するために、面接の練習を行うことはとても重要です。

 

面接で落ちるNGワード




人のせい・環境のせいにする発言


 面接で様々な質問を投げかけられると、どうしても良い事や華々しい成果ばかり伝えるわけには行かず、失敗した事や、成果が出なかった事について話さざるを得なくなります。しかし、失敗や成果が出ない事は全く悪いことではありません。企業は、それを通して何を学んだか?どんな風に解決したかを見ています。そのため、失敗や成果が出なかった事に対して思慮深さを見せられるように意識しましょう。

 その中で、絶対に言ってはいけない事は、周りや環境のせいであるという旨の発言です。なぜ失敗してしまったと思いますか?と聞かれた時に、「チームメンバーがダメだったからです。」と応えてしまったら、思慮深さをアピールする事はできませんし、企業側に「自己改善ができない人間なのだな」という印象を持たれてしまいます。

 そのため、人のせい・環境のせいにする発言は控えましょう。どんな状態であっても、その中で自分が何ができたかを考え、それを発言するようにしましょう。

 

第一志望でないこと告げること


 面接では、あなたが入社する意志があるかどうかが常に判断されています。内定を出すという事は企業にとって、大きなリスクだからです。学生が内定を辞退する事は自由ですが、企業は一旦内定を出してしまうと、それを取り消す事ができません。限られた内定枠を出しても良いか?確実に入社してくれるか?を常に考えています。

 「他に志望している企業を教えてください」と言われた際に、他企業の名をあげたり、他者の選考状況を正直に告げる事は構いませんが、第一志望でないと告げてしまうと、その時点で選考通過できなくなってしまう場合もあります。

 明らかに、第一志望でない事がわかるような発言は控えましょう。

 

終わりに:面接に対する心構え


 企業は、採用活動を始める前に、今年はどのような人材が、何人必要なのかを整理し、人事計画を練っています。いかに優秀な人材であっても、その企業の人事計画に反していたり、アピールするポイントがずれてしまっていたりすれば、採用されない場合もあります。事前に、採用情報を取得したり、OB訪問したりなどすることで、企業の求める人材像がどのようなものなのか知ることも大切です。自分に嘘をつく必要はありませんが、自分の魅力と、企業の求める要素が噛み合うように話すことを意識しましょう。